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2023.05.02

高橋鋳造所のお仕事紹介 ~注湯って何をするの?~

皆さんこんにちは (^O^)/

これまでのブログで、高橋鋳造所のいろんなお仕事を紹介してきました。

第5弾の今回は、注湯(ちゅうとう)のお仕事を紹介します!

弊社は砂型鋳造法にて、鋳鉄鋳物(ちゅうてつ いもの)を製造しています。

鋳造とは、作りたい形と同じ形の空洞部を持つ型に、溶けた金属を流し込み、それを冷やして固める加工方法です。

型のことを鋳型(いがた)と呼び、鋳造で作ったものを鋳物といいます。

なかでも砂型鋳造法とは、溶融金属(融湯)を砂で作った鋳型に流し込んで作る製造法で、使用する鋳型は数多くあります。

出典:西 直美(著)平塚 貞人(著),P10,30p,トコトンやさしい鋳造の本,日刊工業新聞社,2015,

 

製造から出荷までのおおまかな流れは、溶解→造型→注湯→仕上げ→検査→出荷となります。

今回紹介する注湯は、溶けた金属を型に流し込むお仕事です!

実際に注湯を行っているSさんとTさんにアンケートに答えてもらいました✨

どんなことをするお仕事なのか画像もあわせてご説明いたします。

ぜひ、ご覧ください( ^ω^ )9

 

 

🌷お仕事の流れを教えてください。

①注湯指示書の確認

注湯指示書を読み、注湯温度や注湯順番を確認します。

②接種剤の準備をします。

③溶湯(溶解された鉄金属)が搬送されてくるので、予定に沿って注湯作業を進めます。

④作業を終えたら日報に記入し、①に戻り、次の出湯を待ちます。

 

🌷接種剤とは、何ですか?

接種剤

鋳物5元素【P(リン)、S(サルファ:硫黄(いおう))、Mn(マンガン)、C(カーボン)、Si(シリコン:ケイ素)】と呼ばれるものがあります。

このうち、PとSは材料に元から入っているので接種しません。

MnとCは材質に応じて溶解作業で入れます。

上の写真の小さなチップが見えますか?

注湯作業で入れる接種剤は、この小さなチップ状になったSiを主成分とするものです。

注湯する直前に、これを溶湯の中に入れて溶かします。

 

🌷気をつけていることは何ですか?

・注湯する順番や溶湯の温度等条件を間違えないよう気を付けています。

・高温のものを取り扱うので、常に安全に気を付けて作業しています。

🌷やりがいは何ですか?

・イチからモノを作ったり、自分の作ったものが世の中に出たりすることに達成感や、やりがいを感じます。

・品質の良い製品を生み出し、社会の役に立てることです。

 

🌷お仕事の中で、楽しいことは何ですか?

・自分の注湯した製品が上手くいくと楽しく感じます。

・溶解者の出湯した鉄をなるべく無駄にならないように注湯出来た時が楽しいです。

 

🌷注湯の作業で、これこそは見てもらいたい!ここがすごい!と思うアピールポイントがあったら教えてください。

・溶けた鉄はカッコイイです。とても見ごたえがありますよ!

 

アンケートはここでおしまいです!

今後も弊社のお仕事を紹介しますね。次回のブログもお楽しみに~😊

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