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2022.05.30
高橋鋳造所のお仕事紹介 ~品質検査って何をするの?~
前回の第一回目「高橋鋳造所のお仕事紹介」では溶解の仕事について紹介しましたが、いかがでしたか?
今回は品質検査の仕事について紹介します☆
品質検査の仕事は、製品が適正な品質であるかを確認するために毎日検査を行います。
材質の間違いはあってはならないことですので、品質検査は重要な仕事です!!
今回は品質検査の社員にアンケートを行いました。
Q どんな仕事をしていますか?
検査を行い、製品材質が適正材質であるか判定します。
・化学成分分析を分析機にて分析
・顕微鏡にて組織の確認
・試験棒を引張試験機を使って引張試験を行う
などの検査を行っています。
化学成分の分析を翌日中に終わらせ、材質の安定した製品を早くお客様に届けられるようにする事が目標です。
Q 仕事の中で大変なことは何ですか?
迅速、確実、正確に作業を行うことです。
Q 気を付けていることは何ですか?
検査に漏れが無いか、材質異常が無いかを常に気を付けています。
Q どのようなことにやりがいを感じますか?
材質検査を確実に行うことによって、お客様に対して「品質というサービス」を提供できることです。
Q 仕事で楽しいと感じることは何ですか?
「品質というサービス」をお客様に提供できることによって、お客様から高橋鋳造所の製品品質はとても良いと高評価していただける事です。
Q 得意な作業はありますか?
検査データを見て素早く材質判定ができます。
Q 社内で毎日している検査は何がありますか?
①破断検査(材質サンプルを叩いて折れを確認する検査)
②球状化検査(材質サンプルを研磨して顕微鏡にて黒鉛形状を確認する検査)
③化学成分分析検査(材質サンプルを研磨して成分分析機にて化学成分を分析する検査)
【画像判定システム】 画像処理にて金属組織中の黒鉛球状化率およびパーライトフェライト率の算出を行う装置 |
【カントバック】
化学成分を分析する事ができる機械 |
Q その他に社内で行なっている検査を教えてください。
・引張試験検査(材質サンプルを加工して引張試験を行い適正材質の判定をする検査)
・試作品検査(製品の外観、寸法測定、切断、硬度測定、重量測定等の検査)
【引張試験機】
材料の引張強度、耐力、伸びなどを測定する機械 |
【ブリネル硬さ試験機】
材料の硬さを測定する機械 |
Q 一番重要な検査は何ですか?
製品の組織検査です。特に黒鉛(カーボン)組織の形状が球状化しているかどうかが最も重要で、黒鉛形状に異常が無いか確実に判定するために試験片をキレイに研磨するところから気をつかわなければなりません。
検査設備については設備紹介ページでも紹介していますので
ぜひご覧ください!
次回のお仕事紹介もお楽しみに☆